アニメゲーム日記

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誰ソ彼ホテル 1章 読後感想

こんにちは。はじめまして。

無農薬です。

生活に一段落付いたので、今までプレイしたゲームの感想をあげていこうと思います。

 

ちなみに、初めてプレイしたSEEC作品は、脱出ゲームの第2四ツ目神

 

いやいや、まてまて、これ誰ソ彼ホテルについての話でしょ?と思うかもしれない。

けれど、お聞きください。私が初めて課金したのは誰ソ彼ホテルなんです。

 

つまり、そこまでのめり込んだのは、誰ソ彼ホテルなんです。

 

記念すべき第1投稿は、一先ず一番のお気に入り作品を。そう思ってのこの日記という訳です。この日記を書くにあたって、改めてプレイし直す必要があるかなと感じて、ノベルゲーム愛用のiPad引っ張り出してきまして。腕に抱えて読み進めていく。なるほど、面白い。面白いわけで、思わず日記の手を止めてしまった。

 

この日記は1章から順を追って書いていくため、未プレイの人に一応配慮しています1章の話しの途中で最終章の話をぶっ込んだりはしません。

でも、章ごとに細かく感想を書くので、ネタバレ嫌な人は回れ右でお願いします。

読んで面白そうと感じたら、ぜひこのアプリをインストールしてほしいなぁと思います。

 

公式ホームページはこちら

↓↓↓

https://se-ec.co.jp › tasokarehotel誰ソ彼ホテル|公式サイト

 

内容知っていても実際にやってみるとかなり臨場感が強くてどっちにしろハマります。

 

私はクリア前にイラスト投稿を見たりしていて、ネタバレすれすれな画像とかが目に入ってしまいましたが、それでも楽しめました。

無料アプリなので気軽にできるし、なによりSEEC作品初のボイス付きストーリーなので、声優さんもスチルもかなり豪華。

もちろん、未課金でも最終ストーリーまでしっかり楽しめる

ただ、ストーリー読後の特別ストーリー読みたいとかやサクサク進めたい人は課金すべきでしょう。

 

当時私は中学生だったので、課金は難しかったのですが、特別ストーリー(以後特スト)だけは、3000だし、どうしても!と思ってお支払いしました。

 

月のお小遣い1000円だったので、3ヶ月我慢すれば読める。この月はお友達が横でクレープ食べてる時に1人でスルメ齧ってました。体重も減って健康にも優しい。なんて素晴らしいゲーム!!

 

運営さんには美味しいご飯を食べて、さらに素晴らしい作品を生み出していただきたいです。てゆうか最終的に払ったお金が私の娯楽として還元されるなら良いじゃないか。

これぞ我々が目指すべき循環型社会、SDGsではないだろうか(違う。

 

前置きが長くなりましたが、それでは。

 

 

 

 

 

1

 

 

 

きっと夢だな。だって私はさっきまで──何してたんだっけ。

 

 

冒頭から主人公が血塗れになって倒れ伏すというかなり目を引くスタート。

初っ端から、え?もう、お亡くなりに?私なんか選択肢とかミスった?いやでもまだ何も押してないのにと不安を覚えたものです。懐かしい。

 

この話は無意識の中が舞台なんでしょうか。天国と地獄という概念はあるようなので仏教を主軸にしているのかとも思いましたが、後にわかる地獄の雰囲気からして、多分違う。

 

日本でよく知られているあの世と言うと、

 

三途の川十王の裁判判決さぁ地獄へ!

 

って感じなので、そういう諸々何も無い所を鑑みても、やっぱり違う。じゃあ何なの?と聞かれると私浅薄でして、分かりません。

 

地獄の仕組みは『鬼灯の冷徹』という江口夏実先生の漫画で非常にわかりやすく面白く解説されているので、興味ある方ぜひ読んでみてください。

 

 

 

話を戻しまして。

 

 

私主人公こと塚原音子ちゃんが、目覚めた始まりの地は、夕焼けの野原。何も無い地平線。

 

自分の姿を目視確認して、私今、何やってるんだっけ……

と自問自答。結局思い出せず、ついて出た言葉が、

 

「まぁいっか。」

 

まぁ、いっか?!!?!

 

狼狽えもせず、冷静に歩き出す主人公。この時点で割とえっ、て思いながら読み進めたわけです。

 

普通、主人公っぽい女の子っていうと、四ツ目神に出てくる真依ちゃんみたいな子だと思う。

 

怖がりで、意地っ張りで、天然で、でも人一倍勇気がある、明るく可愛い女の子。そういった固定概念を音子ちゃんはガンガン覆していきます

 

そこがまたよい。

 

何も無い地平線をぽくぽく歩いていきますと、『黄昏ホテル』という標識が出現。

しかも右読みの横書きで現代とのギャップをヒシヒシと感じさせてくる。

 

そうして今作の舞台である大正浪漫風のホテルがこれまた何も無い所から突然現れる。もう何も無いのでとりあえず、と中に入り込みますと、人外がお出迎えしてくれました。

 

 

 

「ここは、あの世とこの世の狭間に存在するホテルでございます。」

 

 

 

ダンディズムを感じるハスキーな声と、とにかく燃える頭を見て、ファンタジーの世界に入り込んだ事を改めて実感する。

彼はホテルの支配人で、とにかくマッチョだし、パッツパツの燕尾服を着ているし、やけに紳士的なカルシファーが来たなぁと思ったのですが、どっこいただのだらしのない燃えキャラ親父でした。萌えではないです。

 

ここで、あれこれとホテルの仕組みや状況を説明されて、自分の立場も何となく理解する。

 

 

 

黄昏ホテルにまつわる情報─────

 

・あの世とこの世の狭間(生きているか、死んでいるかも分からない人間が行き着く場所)

・基本的に、死期を悟っていなかった人間(突然の事故や、通り魔などに巻き込まれている場合)が多い。

自殺や病死の場合は死んだという明確な意識があるため、あの世へ直行する。

・宿泊費もタダ。何泊でもしていける。なにそれここに住みたい。

・記憶が曖昧で、自分の顔や名前がわかっていない場合がある。

・記憶を全て取り戻すことで、自分が現世に行くのか、死後の世界へ行くのか自ずと理解出来る。

 

───────────────

 

 

果たして音子ちゃんは生きているのか死んでいるのか。正直ファンタジーなためか、主人公が死んでも蘇りルートもあるよなぁと思ったので、あんまり彼女の生死は気にしていなかった。

ごめん音子ちゃん。

 

そうこうしているうちに自分の客室へと案内される。案内してくれたのは超絶イケメンの従業員。

あとで詳しくご紹介させてください。天使なんです。

 

それで、音子ちゃんのお部屋。なんてゆうか、簡素ですね。

 

本人は

 

雰囲気のある部屋

 

と言っているものの、この後続々と出てくる個性的なお客様のお部屋に比べれば、音子ちゃんの部屋は簡素としか言いようがない。

 

どうも今自分の思い出している記憶と潜在意識が客室に現れるらしいんですけれど、彼女の場合は本当に何もない。あると言えば学生証と推しのアイドルチケットくらい。

 

実は、主人公の私服がかなりポップで、公式では原宿系と認定されているんです。それに加えて、この音子ちゃんかなり癖が強い。というか、我が強い(公式)

 

洋服のスタイルとかもそうですけど、自分のスタイルを決めている人って大抵我が強い。

 

それなのになんで部屋が簡素なの?普通にパンクでキモかわグッズいっぱいの彼女らしい部屋が見たかった。それともホテルがそんなのコンセプトに合わないからって拒否したのか。くそっ。

 

 

私は私服はとにかく雑多なものばかりで、古着かと思えば割とカジュアルだったりコンサバだったり、かと思えばをガーリーだったり、所謂統一感がないんですよね。

流行っているものがあれば買うし、系統が違っても似合いそうなら買う。

多分かなりの人がそうしてる。マーメイドスカート買うでしょ。ワイドパンツも買うでしょ。え?買わない?そうか

 

音子ちゃんは絶対ワイドパンツは履かないし、マーメイドスカートも履きませんよ。多分、流行に乗らない、というか、我が強すぎて乗れないんでしょうね。

 

これは私じゃない。と思っちゃう。そんな我が強い彼女の部屋がどうしてこうも簡素なのか!普通に気になる音子ちゃんのお部屋。どうして見せてくれないのよ公式さん。

 

くそ、毎回話しが脱線する。いやしてない。

伝えたいことは全部伝えるんだ!

全集中!!

 

ここの探索パートはチュートリアルも兼ねてとっても簡単。若干背景から浮いている絵があったりするし、脱出ゲームが初めてでもさくっと探索できる。ストーリー最後の謎解きは信じられないくらい難しいです。私の奮闘をいつか書きたい。

 

そんなこんなで。

 

自分の客室を漁り、学生証をゲットすると、ようやくここで名前がわかる。なにこの名前。可愛すぎる。音に子でねこって読むのが可愛い。字的にも音読みでサラッと読めるからDQNでもないし、素敵なお名前。お父さんお母さんに感謝だ!

 

改めて名前がわかったところで、従業員を呼びに行く。

 

「お客様の担当を努めさせていただきます。阿鳥遥斗と申します。」

 

そう言って爽やかに登場した男。初めは警戒していました。だってイケメンだし、目つき悪いし、派手だし、なんか敬語キャラだし。

 

四ツ目神や監獄少年プレイ済みの私的には

 

爽やかイケメンはみんな敵だーーーっっっつつ!!

 

 

と根拠もなく疑ってかかる。プレイした方ならば、完全に的外れな予想を立ててんなって。そう思うだろう。いいんだ。笑ってくれ。

 

阿鳥遥斗さんは、簡単に言えば品行方正良し、真面目で世話好きな優しいお兄さん、だ。正義感も倫理観もきちんともちあわせているし、頼りになる。オマケに超絶イケメンかつかなりのスタイルの良さ(180超え)を持つ。しかしながら、この印象はあくまで友人だったり先輩後輩といった関係にのみ適応される。

 

彼は恋愛が絡むとその人柄の良さが180度回転を起こすのだ。本人は普通だと自負しているし、在り来りでつまらない人間だと自虐的に語っているが………

 

絶対に違うと断言出来る

 

この話しはかなり深掘りしたいのでまたの機会に書きたいけれど、とにかく、完璧な人間はこの世に居ない。やっぱりどこか、ズレている。阿鳥遥斗についての特ストとかの話も踏まえて読み終えて、改めてそう感じました。

 

自分の名前もわかり、イケメンな従業員もいて、快適なホテル生活が始まるのかなぁと一息ついたところで、この主人公、自分も従業員になれないか、と突拍子もない提案をする。

 

ホテルに来たらカフェに行ったり温泉に行ってマッサージチェアに座って音楽を聴きつつお茶を飲んで……とか、そういうのしないんですか!?

 

と思いましたが、どうもこのホテル娯楽が一切ないようで。

確かにあんな簡素な部屋じゃあ詰まらんだろうな。

 

そしてこの提案を割とすんなり、分かりました、って承諾している感じからして、あぁ、誰でもなれるのか従業員、と納得。確かに阿鳥さんは、「自分もこのホテルに来た時は〜」って言ってたから元から従業員だったわけじゃなくて臨時の従業員なのねぇ、と。

 

そして場面転換。紫の袴にメイドエプロンとヘッドドレス、そして革製のブーツで登場した時は

 

わひょーーーっっつつ!!

 

 

と、悶絶。勿論アプリアイコンで既にこの服装で来ることは分かっていたけれど、それでもさっきまでの私服からこうも様変わりすると気分も上がる。

 

いやぁ、和洋折衷っていいですね。大正浪漫が性癖にぶっ刺さる。しかも彼女の髪色はこれまた紫っていう高校生にしてはかなり派手。校則とかその辺大丈夫なの?

設定資料集に、音子ちゃんとか阿鳥さんは髪染めしてるっぽいこと書いてあったので、自分から紫に染めているんでしょう。ファンタジーだから髪紫でも違和感ないし、可愛ええなぁしか思ってなかったけど、染めているらしいです。凄いですねこの子。高校生でここまで自分を貫ける人いる?こうなると彼女の両親や弟の存在もかなり気になる。設定だけで一切登場しない弟

 

こうして従業員音子ちゃんが誕生しました。

 

そしてこの阿鳥先輩一気にフランクになる。

 

「衣装負けしている気がします。」

 

と腕組みをする音子ちゃんに対し、

 

「そうかな?よく似合ってると思うけど」

 

と恥ずかしげもなくさらりと褒める。そういう所だぞ阿鳥遥斗!!

 

そういう所だぞ!!!!

 

先程までの塚原様呼びや、敬語はどこへやら。

 

一人称が私(わたくし)から俺に違和感なく変化していることに対しても、初見では、

 

かなりの上級者だ!!

 

きっと手玉に取られて骨抜きにされるんだ!!!

 

と震え上がったものです。

 

結果的に別の意味で骨抜きにされました。さしずめ私はケンタッキーのフライドチキン(骨無し)

 

 

突然音子ちゃんだし、タメ口だし、読んでる側としてはかなり動揺しました。少なくとも女慣れはしている。

 

(姉が2人いるという設定と、誕生日が214=バレンタインっていうのも盛りすぎな気がする。)

 

ここでも私を引き合いに出しますと、1度敬語を使った相手って、正直、呼び捨てやタメ口にしにくい。

 

私が長年仲良くしてもらっているミクちゃん(仮名)は家族同然の中ですが、それでも、ずっと変わらずミクちゃん。今更ミク呼びは抵抗があるし、意識しないと変えられない。

 

そう、意識しないと変えられない。

 

でも、阿鳥先輩は違う。公私混同が明確に分けられるって、実際そんな人ほとんどいませんよ。

 

音子ちゃんはのんきなのか、器がでかいのか、

 

それもそうですね

 

と軽く流していますけど、実際はもっと驚くところ。この主人公だからこそ違和感なく読めるストーリーなんだろうなぁ。

 

言ってしまえば、このお話自体も、音子ちゃんという強烈なキャラクターがいなければ成り立たない。

読んでいくうちにストーリー構成やキャラクターの魅力にどんどんハマっていく。そして沼にハマる。さらに沼にハマって引きずり込まれる。そして出られなくなる。

 

そんな作品です。

 

最後に見れるスチルはグラフィックも綺麗で、髪の毛の厚塗り?も一つ一つ細かく丁寧。背景デザインもかなり凝っているし、デザイナーさんには全力の拍手を贈りたいです。

 

 

と、長々お話させていただきましたが、残念ながら

 

私の推しは、

 

まだ登場しておりません。

 

推しが出たら筆も進むというもの。

 

 

 

 

さてさて。

 

続きの2章はまた後日()